レコードバッグ・コレクション lost recordshop bags vol.1

 今はなきレコードショップの手提げ袋(いわゆる“ショッパー”)を紹介し思い出を追想する。記念の第一回はTOWER RECORDS KBC(福岡市中央区長浜)。 
 一瞬"KGB"と読み違えた方は動揺せずもう一度よくご覧いただきたい。"KBC"である。その名のとおり、九州朝日放送(KBC)の社屋一階部分にフロアを構えた大型輸入盤店。
 もとは米国生まれのメガストアで、マクドナルドよろしく日本進出、渋谷に旗艦店があるというのが当時知りえたわずかな情報。どのようなフランチャイズ契約だったのか不明だが、地名ならぬ屋号を名乗ってもよいのだから、規則がゆるかったことは確かだろう。
 いまはさすがに違和感ありありのネーミングだが、ストアがKBCを離れ西通りに移転、"FUKUOKA"の新店名となったときのほうこそ違和感があった。
 ハナシがとっちらかった。まず始まりについて記しておきたいのだが、これがはっきりとわからない。私がさいしょにここを訪れたのは83年夏。前述の「西通り移転」が88年春のことなので、おおよそ80年代前半から88-89年までが営業期間であったと推測される。
 大手輸入盤店が日本盤の取り扱いを開始して久しいが、90年代前半まではどこも(ほぼ)100%外国盤を販売していた。ウリは安さであり、カタログの充実であり、珍しさであった。私にとってはこの「珍しさ」がいちばんで、UKニューウェィヴをはじめ地下室へ通じる扉を発見する場であった。
 大型店でありながらスタッフのセレクトが随所に感じられた。ロック都市福岡の矜持をみるようなショップだった。
 
 NOTE:写真中央と右(スモール)が初期型。左の持ち手付きが後期型。

山口県宇部市鵜ノ島の眼鏡・時計の専門店| めがね とけい は おくたき

「めがね とけい は おくたき」は宇部市鵜の島(山口県)の眼鏡・時計店です。「おくたき」は眼鏡と時計の販売を始めて63年。THEO(テオ)アンバレンタイン エフェクターなど眼鏡の量販店にはないヨーロッパの眼鏡を「おくたき」では多数取り揃え。経験に裏打ちされた時計の修理 電池交換 ブレスの調整を承っております。

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