惜別 衣笠祥雄
闘志溢れるフルスイングの人でした。笑顔と優しさに溢れた人でした。嘘偽りのないスポーツマンシップは男の手本でした。
79年の日本シリーズ第7戦9回裏。絶体絶命のピンチを迎えた江夏豊に歩み寄り、男っぽい仕草で鼓舞したシーンをボクたちは生涯忘れることはないでしょう。
移動中の新幹線のホームやビジターの宿舎で何度もサインをいただきました。中学生のくだらない激励にも正面から向き合ってくれました。
画像はある日の試合前のティー打撃のひとコマ。こちらを向いて手を上げているのは「気が散るので撮らないで」のゼスチャー。カメラを引っ込めると「ありがとう」とニッコリ。いろいろ走馬灯のように思い出されます。「衣笠祥雄」と出会えたことを野球の神様に感謝します。どうか安らかにお眠りください。
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